漢方的暮らし方

1,今の自分に必要な物、事は何かを意識する。
  体の声を聞こうという気持ちを持つ

2,味わって、美味しいと感じる食べ物
  心地よい香りを楽しむ

3,旬の食材を食べる。
  腹八分
  同じ物ばかり食べない。

4,冷たい物は食べすぎない。

5,体を締め付けない服装。
  息を吐く時はゆっくり吐くを意識する。

何事も過ぎないことが大切
「中庸」ちゅうよう
冷え過ぎたら温める、ほてり過ぎたら冷やす、潤す。
体からの訴えを聞く気持ちをもって悲鳴になる前に気づけるように。
意識するのが、忙しくて毎日が大変なら週末のみとかでも充分改善に向かえる。

女性ホルモン(エストロゲン)が足りない状況が続くと体にも勿論影響が起きていきます。

1,認知機能の低下 記憶力も低下します。
エストロゲンは記憶に対して大切な働きをする脳の中の海馬への血流を改善する働きがあります。
脳に蓄積してアルツハイマー病を起こすと言われている最終糖化産物アミロイドβーが溜まる事を抑制して記憶や認知機能を保護する働きがあると考えられています。

2,皮膚粘膜が弱く過敏になる。
エストロゲンの欠乏によりコラーゲン、脂肪組織、水分保持力の低下を起こします。
結果、皮膚組織の弾力性が失われて薄く成るため出血しやすくなるんです。
これらの影響で、皮膚の痒みや炎症、ただれや萎縮性外陰炎、膣炎も起きやすくなります。
萎縮性の変化は尿道や膀胱にも起こるので、尿道炎や膀胱炎による排尿困難、頻尿につながることもあります。

3,血管の老化(動脈硬化)
エストロゲンは血管の壁の炎症を抑え、血管の内側の壁の再生力を高めます。
エストロゲンの低下により血管を守る力弱まります。
脂質代謝にも変化おきて悪玉コレステロールが多くなり血管の壁に入り込み動脈硬化を起きやすくします。

4,骨がもろくなる。骨粗鬆症
骨は毎日少しずつ生まれ変わっていますが、エストロゲンが足りなくなると、破骨細胞の働きと骨芽細胞の働きのバランスが崩れて弱くなっていきます。

プレ更年期から更年期に出やすい不調

体が何となくフアフアする。めまいっぽい。

めまいの中でもこの世代は、グルグル回転するのは少し違い、フワフワした浮遊感、浮動感を覚えるようになります。
船の上にいるような、地に足がつかないような感じです。

この浮遊感は、ホルモン分泌が減る変化に体が対応出来なくなって起こりやすくなります。

漢方では「気」「血」「水」のバランスの乱れ、「腎」の弱りと捉えます。
体にあった漢方で力になれます。

外にめまいの原因としてメニエール病、貧血などの場合もあります。

#更年期を楽に過ごす為にタイプを知る。

更年期は避けること出来ないけど、不調がおとずれる前からや初期の段階で生活養生や漢方で穏やかな更年期を過ごせます。

更年期はホルモンのバランスが乱れがちになります
元々の体質にバランスの偏りや弱い部分を見つけて対処法を考えるとより改善も早くなります。

自分のタイプを知ろう(漢方では、肝、心、脾、肺、腎の五臓のバランスを大切に考えます)

肝の不調
うつうつしやすい。
怒りっぽくなった。
胸や脇腹の張りを感じることある。
耳鳴りすることある。
冷えのぼせがある。

心の不調
息切れがする。
動悸がする
不安感がある。
集中力続かない。
すぐ不眠になりやすい。

腎の不調
潤い不足タイプ
めまい、耳鳴りがすることある。
急にほてる。
寝汗をかくことがある。
皮膚が乾燥して痒くなることがある。
舌の色は赤めで乾燥している。

腎タイプ
陽気不足タイプ
腰痛がある。
疲れやすい、倦怠感ある。
腰や手足が冷える。
頻尿になってきた。
水太りっぽい。むくみやすい。
舌の色は淡く、苔が白っぽい。

更年期って! #更年期を知ろう

45歳から55歳が一般的に更年期と言われています。
更年期って、抜けたら楽になると思っている方が多いけど、違うんです。
更年期は、女性ホルモンが減っていくカーブが大きい時期。だから体や心の不調を強く感じます。
更年期が抜けたら、女性ホルモンが少ないままになるんです。
更年期は女性ホルモンが減っていくのに慣れる時期
閉経後は、女性ホルモンが減ったままの状況に対処する時期なんです。

女性ホルモンの恩恵
肌のうるおいを保つ
髪を艷やかにする
気持ちを明るく前向きにする
骨密度を保つ
代謝を促進して肥満を予防する
善玉コレステロールを増やす
悪玉コレステロールを減らす
体内の水分量を調節する
利尿作用力を保つ
食欲の維持
眠気を感じさせる
など色々な恩恵を受けています。

更年期対策、美肌、老化予防

更年期対策、美肌、老化予防

皮膚は内臓の鏡!日頃の体の不調も体からのサイン。漢方で内側から整え
綺麗に元気になりましょう。

更年期は女性ホルモンが減っていく差が感じる時期
更年期後は、男性より少なくなった女性ホルモンの対策を実行して元気に。

女性ホルモンの働き
1,骨を丈夫に保つ 骨粗鬆症
2,血管の柔軟性  高脂血症、高血圧、動脈硬化、心血管疾患、脳の老化
3,精神の安定  不定愁訴、心因性精神症状、自律神経失調症
4,免疫低下   癌、自己免疫疾患、感染症
5,粘膜の萎縮  シワ、たるみ、髪パサパサ、

西洋医学と漢方の更年期対策はまるっきり違います。

西洋医学の更年期対策                               減少した女性ホルモンを外から足します。                 メリット 突然の強い症状に効きやすい。               デメリット 原因が複雑な場合改善しづらい。
筋腫、内膜症、高血圧、糖尿病、乳腺症、子宮内膜がん、乳がんの場合はあまり使えない。連続使用での乳がんのリスクの声も上がっている。

漢方の更年期対策                          漢方は、ホルモンを出す力を内側から補ってホルモン下降のカーブを緩やかにします。

ホルモン曲線に変化が出始めるのは35歳から

兆候 今まではなんとかなってたのに・・。中性脂肪、コレステロールの変化 下腹がたるんでくる年齢。歯茎の緩み、歯周病も気をつけて。

42歳 ホルモン量減り始める

兆候 生理周期短くなった。生理期間短くなった。太りやすくなったなど。

49歳 ホルモン量減ってくる

そろそろ閉経を迎える時期 肩が上がらない。よく寝れない。セックスに痛みを感じるなどの変化を感じる場合も。更年期について心や体の準備整えましょう。

#更年期の症状

イライラ、倦怠感、頭痛、寝汗、ホットフラッシュ、悪心、興奮しやすい、性交痛、背部痛、耳鳴り、肩こり、腰の冷え、多汗、頻尿、無気力、下腹部痛、孤独感、立ちくらみ、不安、めまい、関節痛、寂しさ、脱力感、不安感、物忘れ、気分不安定、食欲不振、亢進、手足のしびれ、腹部膨満、憂うつ、胸部圧迫感、視力低下、手足の冷え、不眠、腰痛、筋肉痛、頭重、動機便秘、冷感症など (産婦人科漢方研究のあゆみより)

更年期指数チェックリスト

強い 中くらい 弱い 無い
顔がほてる 10 6 3 0
汗をかきやすい 10 6 3 0
腰や手足が冷えやすい 14 9 5 0
息切れや動悸がする 12 8 4 0
寝付きが悪い又は、眠りが浅い 14 9 5 0
怒りやすい、すぐにイライラする。 12 8 4 0
くよくよしたり、ゆううつに成ることがある 7 5 3 0
頭痛、めまい、吐き気がよくある 7 5 3 0
疲れやすい 7 4 2 0
10 肩こり、腰痛、手足の痛みがある 7 5 3 0

0~25 上手に更年期を過ごせています。

25~50 食生活や適度な運動を意識して無理の無い生活を

51~65 医師による生活指導、カウンセリング、治療が必要

66~80 半年以上の治療が必要

81~100 精密検査をして長期的な治療を行う必要有り

皮膚に栄養を与える「血液」、潤いを与える「水」(潤い)、これらを巡らせる為の「気」(元気)

血液、潤い、元気を生むためには、内蔵から整えると内側から染み渡るように綺麗になり
更年期や老化予防にもなります。

漢方では内蔵を五臓で分けて考えます。肝、心、脾、肺、腎

肝の不調は顔色のくすみ、疲れやすい
心の不調は顔色白く、艶が無くなる
脾の不調はむくみ、たるみの原因に
肺の不調は肌カサカサ
腎の不調はシミ、シワ、白髪、抜け毛

一つの臓の不調は全体のバランスを乱します。
五臓のバランスを整え内側からの美肌、更年期対策、老化予防に取り組みましょう。

シミ、シワ、大人ニキビ、たるみ、髪のトラブルなど具体的内容も内臓から整えます。

無事出産しました。

この度1月1日に予定日より1日遅れて3190gの
元気な女の子を出産致しました。
不妊治療中から出産まで深谷先生には様々なアドバイスしていただき
本当にありがとうございました。
クリニックの変更しよう思った時、私ならここが良いとオススメしていただき、
実際にそのクリニックで妊娠できました。
そういった点もとてもありがたかったです。

漢方で体質改善して妊娠出産

33歳から5年間不妊治療を行いました。
年齢のことを考えると早めに体外受精に進むことを進められましたがなかなか
決心出来ず2年ほど人工授精をしました。
転勤を機に病院を変え、こちらの薬局にも通い、体質改善をしながら
体外受精を6回行い、39歳で第一子を出産しました。
漢方を飲み始めた事で体調がとても良くなり妊娠中も出産後も元気に過ごす事
が出来たので、漢方で体質改善するのはお勧めです。

無事妊娠8ヶ月になりました。

不妊治療4年、顕微授精は3年半頑張りました。検査で明確な原因はありませんでしたが、成熟卵が採れにくい、空胞、胚盤胞になりにくい、内膜が薄い、化学流産5回、稽留流産手術…と沢山のハードルにぶつかりました。結局、採卵合計11回を経て、7度目の移植でようやくいま妊娠8ヶ月まで来られました。

漢方の開始は、内膜が薄く移植キャンセルが半年間続いた頃でした。自分の身体が一つも信じられず疑心暗鬼になる毎日でした。でも、漢方相談や処方を受け始めて、どんどん自分の身体が変わって行く事を実感しました。その後も私の身体は一筋縄ではいきませんでしたが、その時の治療課題にその都度、本当に丁寧に対処して頂いて、採卵や移植準備がスムーズに進む程に身体が整っていきました。

最終的には、連続採卵で余るほどの胚盤胞ができ、その後の最初の移植で妊娠が継続出来ていますし、漢方のおかげで経過も順調です。

漢方薬の効果もさることながら、深谷先生に色々と相談できる事による心の安定も私の妊活には大きな力になりました。

臨月・産後・二人目とまだまだこれからお世話になります。どうぞ宜しくお願いします。