女性ホルモン(エストロゲン)が足りない状況が続くと体にも勿論影響が起きていきます。

1,認知機能の低下 記憶力も低下します。
エストロゲンは記憶に対して大切な働きをする脳の中の海馬への血流を改善する働きがあります。
脳に蓄積してアルツハイマー病を起こすと言われている最終糖化産物アミロイドβーが溜まる事を抑制して記憶や認知機能を保護する働きがあると考えられています。

2,皮膚粘膜が弱く過敏になる。
エストロゲンの欠乏によりコラーゲン、脂肪組織、水分保持力の低下を起こします。
結果、皮膚組織の弾力性が失われて薄く成るため出血しやすくなるんです。
これらの影響で、皮膚の痒みや炎症、ただれや萎縮性外陰炎、膣炎も起きやすくなります。
萎縮性の変化は尿道や膀胱にも起こるので、尿道炎や膀胱炎による排尿困難、頻尿につながることもあります。

3,血管の老化(動脈硬化)
エストロゲンは血管の壁の炎症を抑え、血管の内側の壁の再生力を高めます。
エストロゲンの低下により血管を守る力弱まります。
脂質代謝にも変化おきて悪玉コレステロールが多くなり血管の壁に入り込み動脈硬化を起きやすくします。

4,骨がもろくなる。骨粗鬆症
骨は毎日少しずつ生まれ変わっていますが、エストロゲンが足りなくなると、破骨細胞の働きと骨芽細胞の働きのバランスが崩れて弱くなっていきます。